2007年夏バリ島旅行(3)

6時過ぎ起床。この日はラフティングとウブド観光のセットになったツアーの日。
ラフティングはソベック、ウブド観光はJTBバリが催行会社です。
ソベックの迎えの車では日本人女性二人と一緒になりました。彼女らはバリでスパ三昧の予定らしいです。
この日当たったソベックのドライバーは凄く飛ばすので結構どきどきでした。
ウブドの方に行くにつれて道は狭くなっていきます。しかし、2台すれ違うなんて有り得ないと思うような道でも、観光バスが走っていたりします。
向こうの人達は総じて運転がうまいですね。車もバイクも。
リゾートだけあって、ラフティングは色々な国の集団が参加しています。ただし内容や段取りの説明は皆無でした。我が家は北海道で体験していたので不安はありませんでしたが、初体験の人にはどうなのかな?と思いました。
着替える場所はトイレの中です。更衣室と呼べるほどのものではありませんが、一応隅にベンチがあります。下に水着を着て行ったので、上を脱ぐだけですんで良かったです。着替える時間はほとんど与えられません。
片言の日本語のガイドに連れられて、山の中の階段を延々下るとボート乗り場です。
ボートに乗って何となく出発。
熱帯の植生の中を進みます。
初心者向けのコースなのでそれほど激しくないです。
石の彫刻作成中の場所等々見所は色々の中を通過していきます。
雰囲気は良いですね。
途中で一度陸に着けて、何をするのかと思いきや写真タイム。別にこれといった風景がある訳でもなく、そのまま通過していくボートも。
子供から先に下ろされたのですが、その子供に缶ポカリを渡す女性あり。休憩で渡されるドリンクならガイドが何か言っても良さそうなものですが、ガイドからは何の説明も無し。で、ピンときて「NO!」と言いましたが時すでに遅しでした。
噂に聞く物売りです。350ml缶ポカリが20000ルピアですよ。日本円で300円近い金額です。3000m級の山の山小屋でも、350ml缶のジュースが300円というのは中々無い額ですよ。
ガイドの不自然な振る舞いと言い、あれは物売りとガイドはグルですね。
もしかしたら、ソベックが組織ぐるみでグルなのではないかとさえ疑ってしまいます。
オープンしかかった缶は幸い一本だけでしたが、子供を狙うとは許せないです。
一応ガイドによって写真撮影(私のデジカメでの撮影)はありまして出発です。気分は悪いですが、ブログネタにしてやろうと思い、その場の怒りは納めました。

ボートはアマンダリなどを眺めつつ更に下ります。いつかはアマンダリのスイートあたりにも泊まってみたいものです。
途中、ガイドが川べりに流れ着いた椰子の実を2つGET。
くれるのかと思ったら高く売れるのだそうな。2つで10000ルピアほどらしいです...ポカリの半額じゃねーか!
その後も結構長い間下ってゴール。昼食はインドネシア料理っぽい物のケータリングバイキング。美味しくはなかったです。
食事場所には次から次へとボートが到着します。
人は入れ替わり立ち代り食事をして去っていく感じでしょうか。
どうも徹底した流れ作業に見えます。
食後はちょっと山道を登って着替え場所へ。山道の途中では多数の物売りが待ち受けます。
待ち伏せの物売りは、木彫り置物でも何でも1000ルピアと言ってきます。
あとで聞いた話ですが、何でも1000ルピアと言ってくるけれど実際は違うらしいので注意です。というか徹底して無視。
着替え場所では、流れの途中で撮影された写真が販売されていました。
値段は忘れましたが、その写真はJTBのクーポンを使って無料でした。
着替えた後時計を見たら、予定より2時間も早いです。
早すぎたので、JTBのガイドの到着を暫く待つ事になりました。
 
長く待つのかと思ったら、意外に早くガイドは到着。
日本語堪能なガイドの方で、専属運転手と共にご登場です。
JTBガイドの名前はパドマさん。この人のお陰でラフティング時の不愉快な思いは吹き飛んで、良い一日を過ごすことが出来ました。
まずはネカ美術館へ。
ネカ美術館
ネカ美術館の代表的な収蔵物の一つ、「惹かれあう心」
惹かれあう心
時間が余っているので、行きたいところを言えば案内してくれるとの事。
事前リサーチ不足のため、ウブドの見どころはあまり押えていませんでした。
とりあえず、絵の村、石彫りの村、木彫りの村を通過しつつ、金銀細工の村チュルクへ。ガムランボールの製造工程を見学した後、銀のガムランボールを購入。
その後、お土産品を探しに民芸品店に寄ってもらいました。ここで偽ボージョボー人形発見。本物はサイパンにあるのですが、勘違いした人からお土産品として依頼されていたのです。
他にもちょっとした置物などを購入。
そして次はゴア・ガジャ。
ゴア・ガジャ
↓は洞窟の中の右手にあるガネーシャ像です。
洞窟の中のガネーシャ像
↓は洞窟の中の左手にある3体のリンガです。左から水、風、火の神をあらわしているそうです。
三体のリンガ
↓はゴア・ガジャの沐浴場。同じ構造のものが右側にもあり、男性用と女性用に分かれています。
沐浴場
寺院の敷地周辺には土産物屋が並んでいました。そして、ここにもやはり物売りが待ち受けていました。もちろんスルーで。
駐車場脇にはトイレがありますが、チップトイレです。子供達が入り口付近に居て、用を足して出る時にチップを払う仕組みです。
パドマさんが用足しした後を観察しているとちゃんとチップを払っていました。
ゴア・ガジャの次はウブド市場。
↓はウブド市場前の通りです。通りの両側には沢山の店が並んでいます。
ウブド市場前
↓はウブド市場の様子。狭い所に店がひしめき合い、観光客でごった返している独特の場所です。
ウブド市場
ウブド市場の店では、商品には値札はありません。店員とのやり取りで値段を決めて取引します。
私は、ウブド市場の中の店でサンバルソースを買ったのですが、最初の店員の提示価格は2本で40000ルピアでした。それを2本で35000ルピアで買ったのですが、これがトンでもないボッタクリ価格。
後で、ウブドのスーパーで1本6000ルピアで売っているのを発見。さらに後日ヌサ・ドゥアのスーパーで1本4000ルピアで売っているのを発見。地元民向けのスーパーでは1本3000ルピアほどで売っているとの情報もゲット。
結論。ウブド市場では、店員の言い値の10分の1から交渉をスタートしてみましょう。中途半端に安い値段だとビギナーとバレてなめられます。
それと事前の価格リサーチは欠かせません。
 
夕食はピタマハでコース料理。味はまあまあでした。レストランの席からの眺めは良かったです。
食後はサレン・アグン宮殿でバリ舞踊鑑賞です。
↓がサレン・アグン宮殿。
サレン・アグン宮殿
この日の演目はラーマーヤナ舞踊劇。
↓は演技後の舞台挨拶の様子です。
ラーマーヤナ舞踊劇
劇は1時間30分もあり、途中眠くなったりもしましたが、意外と面白かったです。
22時30分頃ホテル着。
疲れましたが充実した1日でした。ガイドツアーで観光したのは初めてでしたが、道中色々なバリ知識を仕入れられて楽しかったです。